パナソニックHD、愛媛・松前町が脳の健康可視化機器をフレイルチェック事業で採用
掲載日:
パナソニックホールディングス(HD)は10月3日、脳の健康状態を可視化する機器「推定BHQ計測器」が、愛媛県松前町のフレイルチェック事業に導入されたと発表した。事業は、脳の健康管理の指標「BHQ」の国際標準化活動を推進する社団法人のブレインインパクト(京都市)と取り組んでおり、2023年に引き続き2年目となる。
松前町のフレイルチェック事業は、在住高齢者を対象に心身の生活機能をチェックする取り組み。事業では、パナソニックHDのプロダクト解析センターが開発し、ブレインインパクトが監修した「推定BHQ計測器」を使った、脳の健康状態の計測と、ブレインインパクト(京都市)が作成した脳によいとする18の行動指針「BHQ Actions」に沿った、町民の脳の健康行動について、実施状況調査を実施。調査結果の分析からは、フレイルリスクとBHQ Actionsの実践状況が関連しており、脳の健康づくりはフレイル予防と合わせて実施すると有効であることが示唆されたという。
パナソニックHDとブレインインパクトでは、今回の取り組みで、フレイルチェックのような健康確認事業には、脳の健康状態を可視化する機器を併用することで、地域の人々の興味関心を引き、行動変容を促すきっかけとなることが示されたとしている。