エルピクセル、AI画像診断支援クラウドで異常陰影候補の対象所見を拡大した新プラン
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エルピクセル(東京・千代田区)は9月30日、医師の画像診断をAI(人工知能)が支援するソフトウエア「EIRL(エイル)」のクラウドサービス「EIRL Cloud(エイルクラウド)」で、新プラン「EIRL Chest(エイルチェスト)XRプラン」の提供を開始したと発表した。
「EIRL Chest XRプラン」は、胸部エックス線画像から肺がんが疑われる肺結節候補域の検出に特化したソフト「EIRL Chest Nodule(エイルチェストノジュール)プラン」に、「結節影」「浸潤影」「無気肺」「間質性陰影」と、4つの異常陰影に類似した特徴を持つ領域を検出する機能を追加したサービス。結節影以外の異常陰影で幅広く見落とし防止支援を求める要望を受け実装した。
同社では、「EIRL Chest XRプラン」での読影は、医師が単独で読影した場合と比べ、専門医で11.1%、経験5年未満の非専門医で15.5%の感度が上がることを確認したという。また、読影試験の断性能を示す「JAFROC解析」のFOM(性能指数)値は、専門医で0.059ポイントの診断精度の向上が認められたとしている。
料金は、初期費用が20万円(税別)、月額の利用料は2万5000円(同)。14日間のサービスを無料で試めすことができるトライアルも提供する。