若竹会つくばセントラル病院、PHR「カルテコ」で透析情報確認サービス開始
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PHR「カルテコ」を使った透析情報確認サービスの画面
PHR(パーソナル・ヘルス・レコード)開発のメディカル・データ・ビジョン(MDV、東京・千代田区)は9月17日、若竹会つくばセントラル病院(茨城・牛久市)が、PHR「カルテコ」を活用した透析患者向けサービスを開始したと発表した。
「カルテコ」は、患者や健診受診者が自身の診療情報や健診情報を保管し、スマホなどで閲覧できるサービス。つくばセントラル病院は今回、「カルテコ」で透析患者の情報を登録し、透析前後の体重、血圧、透析方法を始め、ダイアライザ名、ドライウェイト、血液流量、抗凝固剤名称などの透析条件をスマートフォンなどで確認できるサービスをつくばセントラル病院腎センターで開始した。
同院では、新サービスについて「透析条件は、治療効果の最適化や患者のQOL(生活の質)の維持、合併症防止などを考慮して、患者ごとに設定されている。患者が自身の透析条件を『カルテコ』で管理することで、大規模災害などの緊急時でも、ほかの施設で安心して透析治療を受けることができる」(金子理事長)と説明している。