カケハシ、薬歴・服薬指導システムで生成AIの薬歴作成機能を開発

ヘルステックスタートアップのカケハシ(東京・港区)は9月17日、クラウド型の電子薬歴・服薬指導システム「Musubi(ムスビ)」で、生成AI(人工知能)を活用した薬歴作成機能の開発に着手したと発表した。

「Musubi」は、専用のタブレット端末で服薬指導や薬歴のドラフトの自動作成が可能な薬剤師の支援システム。今回のAI活用機能開発では、服薬指導の内容を生成AIが自動的にSOAP(ソープ)形式に整理し、継続的な薬学管理で要点を押さえた効率的な薬歴作成ができるようにする。

AI薬歴作成機能は、2024年秋ごろプロトタイプの提供を開始。薬局で実運用の安全性と利便性向上を検証する。その後、2025年春ごろに「Musubi」に正式機能で実装する予定。同社では、今回の開発を皮切りに、ほかのサービスでもAIを活用した機能開発を順次検討するとしている。