United Vision & Company、医療情報管理「Pubcare」で自院ID機能を強化

医療情報システム開発などのUnited Vision & Company(ユナイテッドビジョンアンドカンパニー、福岡市)は9月5日、PHR(パーソナル・ヘルス・レコード)とEHR(電子健康記録)情報の一元管理システム「Pubcare(パブケア)」で「自院ID機能」を強化し、9月4日に発売したと発表した。

「自院ID機能」は、医療機関が電子カルテで使用する患者番号などの識別情報を、「Pubcare」で一元管理できる機能。施設内での患者情報の効率的な管理のほか、複数の医療機関や介護施設間で情報が更新されると、リアルタイムで医療と介護情報の共有が可能。

今回の機能強化では、自施設で使用するカルテIDと「Pubcare」の「自院ID」の共通化。
また、異なる医療機関が別の「Pubcare」で「自院ID」を使っていても、患者がシステム内で自分の医療や介護情報を共有する意思を示した場合、情報を共有する医療機関同士で患者の最新情報を閲覧・編集できるようにした。

同社では、今回の機能強化で、施設をまたぐ患者情報の統合管理が向上したことで、帳票情報の再入力などが削減され業務効率が改善すると共に、情報の正確性と整合性が進み、患者への医療や介護サービスの質の向上が見込めるとしている。