エミウム、歯科技工クラウドが韓国メディットの口腔内スキャナーデータ管理とAPI連携
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歯科向けクラウドソリューション事業などを行うエミウム(東京・新宿)は9月3日、クラウド型の歯科技工基幹業務システム「エミウム クラウド技工」が、韓国の口腔内スキャナーメーカー、メディット・コーポレーションのデータ管理ソフト「Medit Link(メディットリンク)」とAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)連携したと発表した。
「エミウム クラウド技工」は、クラウド上でデータを共有することで、歯科医院と歯科技工所の受発注業務、管理工程の可視化や在庫管理などの効率化を可能にする業務システム。セキュリティー面では、すべての通信を暗号化すると共に、情報セキュリティーマネジメントシステム(ISMS)の国際規格「ISMS認証」を取得している。
今回の連携では、クリニックがメディットの口腔内スキャナーで採得した口腔内スキャンデータを「エミウムクラウド技工」で直接確認することと、そのまま電子歯科技工指示書と一緒に3Dファイルをラボ側に送信・発注できるようになった。
エミウムでは、2024年6月の診療報酬改定で腔内スキャナーの保険収載が発表され患者の負担軽減や物理的変形がない高精度な印象データの採得などが期待される一方、口腔内スキャナーとの3Dデータ送受信環境の整備、歯科技工指示書の電子化の準備など、セキュリティー面も踏まえクリニックとラボ双方でのシームレスなデータ連係やコミュニケーションという課題があるとみて、その解決策でメディットのデータ管理ソフトとの連携を強化したとしている。