AYUMI BIONICS、心身機能測定アプリ「AYUMI Scan」でベルクの社員を試験測定

心身機能測定システム開発を行う慶応大学発スタートアップのAYUMI BIONICS(アユミバイオニクス、東京・中央区)は8月27日、心身機能測定アプリケーション「AYUMI Scan(アユミスキャン)」で、スーパーマーケットチェーンのベルク(埼玉・鶴ヶ島市)の現場社員を対象に心身機能の試験測定を実施したと発表した。

「AYUMI Scan」は、クラウド型の心身機能測定アプリケーション。測定者はiPadやスマートフォンで「AYUMI Scan」を立ち上げ、カメラに向かって特定の動作を行うと、最短3分で心身機能が測定され、その場で結果のフィードバックを受け取れる。

サービスの管理者用ダッシュボードでは、心身機能データの結果を基に、労災ハイリスク者や健康ハイリスク者の選定が自動で行われ、必要な対策を講じられる。心身機能データはクラウドに即時のアップロードが可能。

ベルクの社員が「AYUMI Scan」で測定を行う様子
ベルクの社員が「AYUMI Scan」で測定を行う様子

今回の試験測定はベルクの労災対策の一環で深夜業健診と同時に実施した。小売業界では、転倒や腰痛による労災が大きな課題となっており、ベルクは以前から社員向けの注意喚起や対策に取り組みを行っている。参加した社員や業務担当者などからは、アプリの簡易さが高く評価されたという。