アウェアファイ、AIメンタルパートナーアプリの生成AIに長期記憶システム搭載

デジタルメンタルプラットホーム開発のAwAwarefy(アウェアファイ、東京・新宿区)は8月22日、AI(人工知能)メンタルパートナーアプリ「アウェアファイ」で、アプリの生成AIに長期記憶システムを搭載した「AIメモリー」機能の提供を開始したと発表した。

「アウェアファイ」は、ユーザーの心に寄りそうAIパートナー「ファイさん」との会話を通じてユーザーメンタルサポートを行うモバイルアプリ。AIパートナーが、ユーザーの話を聞いたり客観的なコメントをすることで、悩みや心の問題の解決を支援する。

アウェアファイによると、AIがユーザーに信頼できるパートナーになるためには、ユーザーの情報を「記憶」することが不可欠で、これまでの生成AI技術では、メンタルサポート可能な情報を取捨選択して記憶し、相手を深く理解するような振る舞いを行うことは困難だった。

そこで、この課題解決で、記憶を「短期記憶」と「長期記憶」に分類。さらに、長期記憶を、「最近の会話(フロー情報)」「あなたについて(ストック情報)」に分け、蓄積できる記憶に制限がある中でも、鮮度と重要度をバランスよく保持できる仕組みを「AIメモリー」として独自に構築した。

「AIメモリー」は、ユーザーごとに記憶を蓄積し人間に近い対話を実現できる。そのため、同社では、機能によって、AIが唯一無二のパートナー(理解者)として、ユーザーの信頼感や安心感を高めることが可能になったとしている。