大塚製薬、デジタル治療アプリ「Rejoyn」を全米で発売

大塚製薬(東京・千代田区)は8月14日、デジタル治療アプリ「Rejoyn(リジョイン)」を、米国で発売開始したと発表した。

「リジョイン」は、抗うつ薬を服用する大うつ病(MDD)患者が対象のデジタル治療アプリ。スマートフォンのアプリケーションストアからダウンロードして入手できる。患者は医師から処方箋を取得することで、アプリを治療の補助療法として活用が可能。処方対象は22歳以上で、処方箋はオンライン診療でも取得できる。

アプリは、米国子会社のOtsuka Precision Health(オオツカプレシジョンヘルス、ニュージャージー州)が、米Click Therapeutics(クリックセラピューティクス、ニューヨーク州)から導入し開発。2024年3月には米国食品医薬品局(FDA)の認可を取得した。

アプリの正式な販売価格は、6週間の治療プログラムで200ドル(約2万9442円)。大塚製薬では、より多くの患者がアクセスできるように販売直後は期間限定の割引価格で提供する。また、医療保険会社からの保険適用も近日中に予定している。