有明みんなクリニック、ポーラ化成の暑熱対策AIカメラをトライアル導入

有明みんなクリニック田町芝浦院に設置された暑熱対策AIカメラ「カオカラ」

有明みんなクリニック田町芝浦院(東京・江東区)は8月13日、ポーラ化成工業(横浜市)の顔画像から夏場の体調変化を察知するAI(人工知能)カメラ「カオカラ」を試験導入したと発表した。

「カオカラ」は、カメラに顔をかざすことでAIが顔画像を解析し、顔色や表情、発汗状態を検出するシステム。検出した情報とWBGT(暑さ指数)情報と組み合わせて、暑熱環境での適切な行動を4段階の色で表示する。夏場の安全や労働管理をサポートするシステムとして開発され、建設業や製造業で導入がすでに進んでいるという。

有明みんなクリニックでは、主に同院を訪れる子供や保護者のコミュニケーションの活性化や健康管理に役立てることと、少しでも熱中症被害を防ぎたいとの思いからトライアル導入を決めた。両者は今後、トライアル導入を通じて得られたデータとフィードバックをもとに技術改良を進める。また、ほかの医療施設や公共施設の展開も視野に入れている。