済生会川口総合病院、AI文字起こし「Notta」導入 議事録作成が90分から10分に
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音声認識サービスのNotta(ノッタ、東京・千代田区)は10月20日、済生会川口総合病院(埼玉・川口市)が、会議の音声記録・要約サービス「Notta(ノッタ)」を導入したと発表した。
「Notta」はAI文字起こしサービス。済生会川口総合病院では現在、職員間の対面・ウェブ会議で、文字起こしと要約を主な用途に活用する。患者の個人情報を扱う診療現場では利用せず、院内のバックオフィス業務とプロジェクト会議に限定している。文字起こしと要約はそのまま議事録として関係者に共有する。
導入にあたっては複数の文字起こしツールを比較した。文字起こしの精度に加え、データを国内で保管できることなど、院内規程やセキュリティー要件に適合する点を評価して「Notta」を採用した。
済生会川口総合病院では、次期電子カルテの更新をはじめとする大規模なシステム更新を控え、部門ごとのワーキンググループなど数十の会議体が並行して立ち上がることが見込まれていた。
一方で、これまでは録音を聞き直して文字に起こしていたため、議事録作成に会議時間の約3倍が必要で、関係者への共有にも1週間ほどかかることがあった。
「Notta」を導入したことで、これまで30分の会議で約90分かかっていた議事録作成が10分程度に短縮され、1週間ほどが必要だった共有を会議当日中に行えるようになった。
今後は、院内に20~30あるとされる委員会やプロジェクトへの利用拡大を検討する。また、済生会グループ内で事例を共有し、グループ全体での業務効率化にもつなげる。将来的には、文字起こししたテキストを電子カルテのネットワーク上で活用することも視野に入れている。