HiMaWaSa Sync、中小病院向け生成AIサービス「てますい」提供開始 紹介状・FAXを読み取り一覧化
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HiMaWaSa Sync(ヒマワサシンク、大阪)は10月5日、記録や書類の下書きを支援するAI(人工知能)サービス「てますい」の病院版の提供を10月4日に開始したと発表した。病床20~199床ほどの中小病院の地域連携室・病棟・外来を対象に提供する。
病院版「てますい」は、届いた紹介状やFAXをスマートフォンで撮影するかPDFを選択すると、AIが送り元や患者の氏名、生年月日、希望する診療科、用件などを読み取って一覧化する。氏名と生年月日は2回読み取り、1文字でも異なる場合は「要確認」と表示する。読み取った内容は病院職員が確認し、登録した情報だけを一覧に保存する。
看護サマリーや退院時の情報提供、返書、申し送り、インシデント・ヒヤリハット報告など8種類の書類の下書き機能も備える。音声入力機能「こえメモ」では、話した内容を項目ごとに振り分けて下書きを作成する。ベトナム語、インドネシア語、ミャンマー語、タガログ語、ネパール語、英語、中国語などで話した内容から日本語の下書きも作成できる。
このほか、入院時に義歯や眼鏡、補聴器など患者の持ち物を撮影して一覧化し、退院時の返し忘れを確認する機能や、入退院、検査、面会などの予定を職員間で共有する機能を搭載した。アプリのダウンロードは不要で、PCやタブレット、スマートフォンのウェブブラウザーから利用できる。
セキュリティー面では、AIは下書きのみを作成し、医学的な診断や判断、治療方針などは生成しない設計を採用した。電子カルテとは標準では接続しない。生成した文章はカルテにコピーして貼り付ける。紹介状やFAXの画像・PDFは文字を読み取った後に破棄し、登録した一覧は90日後に自動削除する。入力内容はAIの学習には使用しない。
保存データはグーグルのクラウドサービス「Google Cloud(グーグル・クラウド)」の東京リージョンに病院ごとに分けて保管する。AIの処理場所は標準では国内に限定していないが、契約後に希望する病院は、国内(東京)のデータセンターで処理する設定に切り替えられる。
料金は月額1万円(税別)、初期設定費は3万円(同)。病院全体の定額制で、スタッフ数による追加料金は不要。最初の1カ月は無料で、最低契約期間は無料期間を除いて3カ月としている。