オプティム、病院向け生成AI・スマホ・セキュリティー統合サービスの提供開始
掲載日:
「OPTiM AI ホスピタル スイート」のサービスイメージ
オプティムは9月30日、生成AI(人工知能)や院内スマートフォン、PC・スマホ・ID管理などを統合した病院向けパッケージサービス「OPTiM AI(オプティムエーアイ) ホスピタル スイート」の提供を開始したと発表した。医師や看護師、情報システム部門、医療事務、経営層など病院全体の業務効率化とセキュリティー対策を支援する。
「OPTiM AI ホスピタル スイート」は、電子カルテと連携する病院向け生成AIサービス「OPTiM AI ホスピタル」と、2027年1月に提供開始予定の病院向けスマホサービス「OPTiM AI ホスピタルフォン」を中核に、PC・スマホ・ID管理、文書管理、マニュアル管理などのサービスを組み合わせた。
「OPTiM AI ホスピタル」は、電子カルテの診療・看護記録を基に、看護サマリーや診療情報提供書、内科専門研修の症例登録・評価システム「J-OSLER」の病歴要約、主治医意見書などの下書きを生成AIで作成する。オンプレミスAI型と、電子カルテデータを院内に保持したまま利用するクラウドAI型から利用形態を選べる。
一方、「OPTiM AI ホスピタルフォン」は、院内チャットや依頼から承認までのワークフロー、AIセキュアカメラ、AIセキュアボイスレコーダーなどを搭載。チャット、画像、音声から報告書を自動作成する機能も備える。
端末・ID管理では、MDM(モバイルデバイス管理)などを提供する「OPTiM Biz Premium」を組み込んだ。PCやスマホの一括設定、紛失時の遠隔ロック、職員IDやSaaS利用の一元管理に対応し、許可していない端末やアプリからの利用を制限する。職員から情報システム部門への問い合わせにAIエージェントが一次対応する機能も備える。
また、「OPTiM 文書管理」「OPTiM Contract」「OPTiM 電子帳簿保存」を利用し、紙文書のAI-OCR(人工知能を使った光学式文字認識)によるデータ化や院内文書の全文検索、契約書台帳の自動作成、請求書・領収書の保存などが可能。動画やPDFからAIがマニュアルを自動生成し、AIチャットボットによる院内問い合わせに対応するサービス「OPTiM Collaboration Portal」も使用できる。
「OPTiM AI ホスピタル」と「OPTiM AI ホスピタルフォン」は、厚生労働省、総務省、経済産業省の医療情報を取り扱う情報システム・サービス事業者向けガイドライン「3省2ガイドライン」への対応を前提に設計。生成AIは院内で処理が完結するオンプレミス型と、電子カルテデータを院内に保持したままクラウドAIを利用する方式から選べる。スマホは端末にデータを残さない設計を採用した。
基本料金は1病院当たり年額で、税別288万円の予定。サービスには「OPTiM 文書管理」「OPTiM Contract」「OPTiM 電子帳簿保存」「OPTiM Collaboration Portal」が含まれる。「OPTiM Biz Premium」は1ID当たり月額で同980円。「OPTiM AI ホスピタル」は初期費用と病院規模に応じた年額費用が別途必要になる。
今後は「OPTiM AI ホスピタル」に、入院医療費の算定に使うDPC(診断群分類)コーディングの見直しを支援する機能をオプションとして搭載する予定。