NeoX、聖マリアンナ医科大横浜市西部病院と持参薬登録支援AI-OCRを共同研究

AI(人工知能)ソリューション開発のNeoX(ネオエックス、東京・渋谷区)は7月10日、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院(神奈川・横浜市)と、AI技術を活用した持参薬処方の登録支援システムの共同研究を開始したと発表した。

今回の研究では、ネオエックスの調剤薬局向け処方箋入力支援AI-OCR(人工知能を使った光学式文字認識)サービス「薬師丸賢太」の技術を使い、「薬品情報提供書」や、お薬手帳に貼付されたシール、患者が持参した薬剤のバーコードの読み取りと自動登録を実証する。

AI-OCRで持参薬情報の登録を効率化する
AI-OCRで持参薬情報の登録を効率化する

具体的には、医療現場の規定に準拠し、外部ネットワークから完全に遮断された院内ローカル環境で高精度に稼働する「オンプレミス(完全オフライン)型 AI-OCRシステム」を新たに構築し運用する。実証を通じて、持参薬確認・登録業務の効率化による薬剤師の業務負担軽減と医療安全性の向上を目指す。

ネオエックスによると、入院患者が普段服用する「持参薬」の確認は、医療現場で安全に適切な薬物治療を行ううえで不可欠な業務という。こうした中、聖マリアンナ医科大横浜市西部病院では、持参薬の確認には1患者当たり最低20分、最大20件を扱う日には延べ約6.5時間かかっており、持参薬確認・登録業務の負担増加が課題となっていた。

両者は、システムの活用で電子カルテへの入力時間を現在の約10分から数十秒に短縮することを目指す。将来的には入院業務だけでなく、紹介状を持つ外来患者への持参薬登録作業にも応用する。