AIデータ、電子カルテ向けAI機能「AI Hippo 医療 Loop」をAPI連携で提供開始
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AI(人工知能)クラウドデータ事業などのAIデータ(東京・港区)は4月6日、医療従事者の意思決定支援AIを手掛けるMedTech Group(メドテックグループ、同)と、医療機関向けナレッジ統合支援生成AIプラットホーム「AI Hippo(エーアイ・ヒポ)」で、電子カルテをAI化する機能「AI Hippo 医療 Loop」のAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)連携での提供を開始したと発表した。
「AI Hippo 医療 Loop」は、電子カルテにAI機能を追加する医療AIプラットホーム。電子カルテを変更することなく、API連携でAI機能を追加できるため、既存システムのままAIを活用できる。
具体的には、音声入力によるSOAP(主観、客観、評価、計画)形式の書類の自動生成、検査、薬などの検索、診療サポート、看護記録作成などが行える。実証では、看護記録の作成時間が約2時間から30分程度に短縮されたという。
院内専用のAIチャット機能「Chat Hippo(チャット・ヒポ)」も提供する。診療に関する疑問や現場での判断を相談できる院内専用のAIチャットで、患者の変化や看護記録をもとに、見落としリスクを示すほか、診療以外の現場の悩みにも対応する。院内専用のプライベート環境で動作するため、個人情報や機密情報が外部に漏れず、入力データも外部AIの学習に使われない院内専用環境で運用する。
さらに、医療チームの知識と経験を共有する院内専用の知識基盤「ドライブLoop」を用意する。相談内容や薬剤情報、看護サマリー、委員会資料など、現場で生まれた知識をスタッフ間で蓄積・共有できる。
両社は今後、電子カルテメーカーとの連携強化や医療AIの標準化、海外展開を進める。