はりま姫路総合医療センター、手術支援システムで手術室看護師の担当・配置業務効率化を実証
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ヘルスケアスタートアップのクオトミー(東京・千代田区)は2月9日、兵庫県立はりま姫路総合医療センター(兵庫・姫路市)と、デジタルツールを活用して手術室の看護師の担当・配置業務のプロセス可視化と効率化を検証する実証実験を開始したと発表した。
実証実験には、同社の外科系医師など向けのクラウド型手術支援システム「OpeOne(オペワン)手術室業務」を使用する。手術予約・計画や医師、看護師、メーカー間の情報共有、物品管理、手術実績の自動集計が可能なシステムで操作はスマートフォンで行える。
システムを活用し、手術予定と看護師配置情報の一元化・可視化、看護師の経験・役割を踏まえた担当・配置業務の整理、業務プロセスの短縮を検証する。実証期間中は、現場スタッフのフィードバックをもとに段階的な改善を行い、実運用に耐える仕組みづくりを進める。兵庫県の官民連携プロジェクト「ひょうごTECHイノベーションプロジェクト」の取り組みで実施する。
クオトミーによると、手術室の看護師の担当・配置業務は、経験・スキルとのマッチングや教育スケジュールを加味した現場の属人的な判断に依存しているという。また、複雑な判断を要する調整業務となっており、注力すべき看護業務以外に多くの時間が割かれ、業務効率の低下や人材育成の非効率化の課題が生じているとしている。
こうした背景から、同社は、手術室看護師の担当・配置業務をDX(デジタルトランスフォーメーション)すべきノンコア業務と位置付け、デジタルツールの導入で効率化が図れるかを実証することにした。
今後は、実証実験を通じて得た知見を生かした、手術室看護業務のDXモデル確立を目指す。ほかの医療機関への展開も視野に入れている。