新東京病院、請求書発行と郵送コスト削減でAI業務効率化クラウド「バクラク」導入
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バックオフィス向けSaaSサービス開発のLayerX(レイヤーエックス、東京・中央区)は2月3日、新東京病院(千葉・松戸市)が、請求書業務などを効率化するAI(人工知能)クラウドサービス「バクラク」を導入したと発表した。
「バクラク」は、稟議(りんぎ)、経費精算、法人カード、請求書受取、請求書発行、勤怠管理などの業務を効率化するAIを活用したクラウドサービス。
新東京病院では、企業向け健診の請求業務で電子化の要望があったが、一部をExcel(エクセル)で作成した複数レイアウトフォーマットが存在し、現運用を変えることへの抵抗感が懸念されていた。また、請求書のほとんどを郵送で対応しており、印刷・封入・投函(とうかん)にかかる時間とコストが大きな負担となっていた。
同院では今回、「バクラク請求書発行」を導入し、高度なAI-OCR(光学式文字読み取り装置)の自動読み取り機能を活用し、帳票レイアウトをそのまま取り込み、システム上での再現・分割を可能にすることで、大幅な運用変更を伴うことなく、フォーマットの統一と請求書の電子化を実現した。
請求書の送付では、システムから顧客ごとに一括メール送付ができる機能を活用し、案内状などの補足資料を一括添付することで、顧客の利便性を損なうことなく、郵送コストの削減と送付スピードを大幅に向上させた。
さらに、押印者の事務長の所在地と健診部署が離れており、回覧・押印・発送に時間がかかり業務が非効率で、発行枚数が多いことから、実際の押印作業に多くの時間がかかることも課題となっていた。しかし、システムを導入したことでシステム上で承認ワークフローが完結し、請求書の発行から送付までのリードタイムを大幅に短縮した。
新東京病院を運営する誠馨会(千葉市)では、今回の導入を皮切りに、ITシステムに不慣れな職員でも使いやすい環境を整備しながら、バックオフィス業務の効率化を推進し、病院事業全体への展開も検討するとしている。