PHRサービス事業協会、PHRと電子カルテ連携ガイド「PGHD IG」公開
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PHRサービス事業協会(東京・文京区)は1月26日、PHR(パーソナル・ヘルス・レコード)サービス事業者が医療機関の電子カルテなどとデータ連携するための実装ガイド「Patient Generated Health Data 実装ガイド(PGHD IG)」を公開したと発表した。
「PGHD」は、個々の患者が自身の健康情報を管理、追跡、共有するための情報を指す。医療記録や薬のリスト、予防接種の履歴などの医療情報に加え、スマートフォンやスマートウオッチなどのウエアラブル機器から取得する健康データが含まれる。ガイドでは、このうちウエアラブル機器から取得した健康データを対象にする。
PHRサービス事業協会によれば、個人のスマートフォンやデバイスで記録されるバイタルデータ、食事、運動記録などのPHRは、健康管理の重要な情報である一方で、医療機関の電子カルテなどと連携する場合には、接続仕様が個別に異なることが、普及の大きな障壁の1つになっているという。
協会では、今回の連携ガイドで、この課題の解決につなげたい考え。ガイドを活用することで、患者の日常的な生活習慣を医師が正確に把握でき、一人ひとりに最適化された個別化医療の提供や、システム連携ごとの個別開発コストを削減し、効率的なデータ連携ネットワークの構築が可能になるとしている。
今後は、ニーズの高い項目から優先順位を付け、具体的な実装ケーススタディを提示することで普及につなげる。また、関連団体との協議を重ねながら、ガイドの継続的なブラッシュアップと社会実装を進める。